膵臓がん闘病記録(6日目)
膵臓がんの闘病記録:治療6日目、予期せぬ湿疹と心のゆらぎ
2025年7月15日に抗がん剤治療を開始してから、本日で6日目となりました。7月11日に膵臓がんと診断されたとき、冷静に受け止めているつもりでしたが、日が経つごとにさまざまな心の動きが現れてきます。
さて、本題ですが、今日はこれまでと少し違うことがありました。朝起きると、手首と股のまわりに湿疹ができていることに気づきました。かゆみは軽度で、今のところ痛みや腫れはありません。事前に病院からもらった副作用パンフレットには、こうした湿疹についての記載はなく、予想外の反応に一瞬不安がよぎりました。
ただ、すぐに慌てることはせず、まずは経過観察を選ぶことにしました。幸い、発熱もなく、体重にも変化はありません。普段どおりの食事もとれており、体調全体としては安定しています。皮膚の変化が一時的なものか、抗がん剤との関連があるのかはもう少し様子を見て判断しようと思います。
副作用については「いつ、どのように出るか」は個人差が大きいと聞いています。想定していた吐き気や手足のしびれではなく、まずは湿疹という形で現れたことに、自分の身体の反応の個性を実感しました。
こうした小さな異変に気づけたのも、毎朝鏡を見る習慣や、身体の状態を丁寧に観察する時間を意識的に持つようにしていたからだと思います。「昨日との違いに気づくこと」が、病気と共に歩む日々において大切なのだと、改めて感じています。
また、治療と並行して心の習慣として続けているのが「日々の自省」です。毎晩、1日の出来事や気づきをメモに残すことで、自分の中に静かな軸のようなものが育っている気がします。「今日も無事だった」と小さな安心を積み重ねていくことが、次の日の落ち着きにつながります。
がん治療は“戦う”というより“共に歩く”という感覚に近いのかもしれません。身体の反応を受け入れ、心の揺れを否定せず、淡々と続けていく。6日目の今、それを少しずつ実感しています。
明日は7日目。副作用が現れやすいとされる時期が近づいています。今日の湿疹が単なる皮膚の反応なのか、今後の兆しなのかを見極めつつ、無理せず自分のペースで過ごしていきたいと思います。読んでくださる皆さんにとっても、何かの参考になれば幸いです。
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