膵臓がん闘病記録(1日目)

2025年7月15日――本日、膵臓がんの治療が始まりました。10日前、医師から「膵臓の中心付近に2㎝程度の腫瘍がある」と診断された日から、少しずつ気持ちの整理をしてきました。そして今日、いよいよ抗がん剤治療の第1回目です。

病院に着いたとき、妙に冷静な自分がいました。治療に向けて色々と調べていたこともあり、ある程度の覚悟は決まっていたのだと思います。治療室に通され、点滴の準備をしてもらいながら、担当の看護師さんが丁寧に副作用の説明をしてくれました。

今日から始まる抗がん剤治療は、1週間に1回、計4回行う予定です。その後、手術に進む流れです。医師の話では、今回の私のケースは「手術可能」とのことで、膵臓がんの中では比較的良いスタート地点に立てているとのことでした。

抗がん剤の点滴自体は2時間ほどで終了しました。痛みはなく、体調の急変もありません。とはいえ、副作用の多くは治療から数日後、あるいは2週間前後に現れるものもあるそうです。今のうちに食事や睡眠をしっかりとって、体力をできる限り維持することが大切だと実感しています。

今回の治療で特に気になっている副作用は、「骨髄抑制」「末梢神経障害」「食欲不振」の3つ。私は仕事で文章を書くことが多いため、手足のしびれが出た場合の影響が心配です。これに関しては、日々の変化を記録しておくことが必要だと思い、ブログを書くことを決めました。

また、がんと診断されてから多くの情報をネットで探しましたが、体験ベースの情報は意外と少なく、見つけにくいと感じました。私自身の治療の記録が、同じような状況にある方々に少しでも参考になればと思っています。

食事についても今のところ変わりなく、無理をせず、栄養のあるものを少しずつ摂るよう心がけています。

体調の変化、気持ちの変化、病院の雰囲気、医療スタッフの対応……。これから多くの「初めて」を経験していくことになると思いますが、できるだけ率直に記録していこうと思っています。

治療初日。ここが私の再スタート地点です。出来るだけ日々記録していこうと思います。

・2025年7月15日 膵臓がん治療開始初日:平熱、体重変化無、副作用無
   

――つづく。

日常生活

Posted by hotaru