膵臓がん闘病記録(55日目)

膵臓がん闘病記録 ― 手術直前、入院を控えての心境

目次

  1. 治療開始から今日までの流れ
  2. 抗がん剤治療の副作用とその経過
  3. CT検査と最終検査の結果
  4. 入院と手術を目前にした思い
  5. 今後に向けた心の準備

本日は治療開始55日目、2025年9月7日。手術予定日である9月10日まで残り3日、そして明後日9月9日には入院を迎えます。今日はこれまでの経過を振り返りながら、直前の心境を整理しておきます。

1. 治療開始から今日までの流れ

7月11日に診断を受け、7月15日から抗がん剤治療が始まりました。1週間ごとに4回(2回実施後に休憩を挟む)、合計1か月間にわたる治療を経て、8月12日に全ての投与が終了。その後、体調の回復を待ちながら9月10日の手術に備えてきました。8月19日のCT検査では腫瘍の縮小が確認でき、予定通り手術へと進めることになりました。

2. 抗がん剤治療の副作用とその経過

抗がん剤による副作用は多岐にわたりました。最初に現れたのは湿疹で、7月20日に出たものの徐々に薄くなり大事には至りませんでした。その後は骨髄抑制に伴う血液数値の低下、脱毛、便秘、軽い手足のしびれといった症状が現れました。特につらかった便秘は下剤を処方してもらいながら対応し、投与終了から3週間ほどで自然に改善しました。髪の毛に関しては帽子を常用しながら「治療の一部」と割り切り、気持ちの整理をつけています。副作用は避けられないものですが、一つひとつに対応策を持ちながら過ごせたことが今の自信につながっています。

3. CT検査と最終検査の結果

8月19日のCTでは腫瘍が縮小していることが確認され、治療の効果を実感できました。そして9月5日に受けた最終検査(CT、心電図、呼吸機能、血液検査)でも特に問題は見つからず、予定通り手術ができるとの診断を受けました。

4. 入院と手術を目前にした思い

9月9日からの入院を控え、いよいよ手術が現実のものとして迫ってきています。診断からここまで約2か月。振り返れば長かったようで、実際は一日一日を大切に過ごす中であっという間にここまで来た感覚もあります。不安が全くないわけではありませんが、医師や医療スタッフを信じ、そしてここまで乗り越えてきた自分自身を信じたいと思います。

5. 今後に向けた心の準備

手術は大きな節目であり、体にとっても大きな負担となります。しかし、抗がん剤治療を経てここまで来られたこと自体が、自分にとっての励みです。これからは「回復すること」に全力を注ぎ、再び日常生活を取り戻すことを目標にしていきます。入院中もこれまで通り日々の自省を続け、「なんとなく過ごす1日」を作らないように意識していきたいと思います。


治療開始から55日目。手術が目前に迫り、心の準備を整える段階に入りました。これまでの経験は決して無駄ではなく、手術に挑む自分を支える力になっています。残り数日を落ち着いて過ごし、次のステップに進んでいきます。

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Posted by hotaru